
NEWS | 伝説のビルマ産ルビー「The Eternal Flame」、フィリップスのオークションに登場


フィリップスが、18.08カラットの驚異的なビルマ産ルビーを競売に出品することを発表しました。「The Eternal Flame(永遠の炎)」と名付けられたこの希少な宝石は、5月28日に香港で開催される「Treasures of the World」オークションの目玉となります。
このルビーは、その鮮やかな赤色と内部の透明度の高さから「ピジョンブラッド」と呼ばれる最高品質のものです。さらに、熱処理を施していない天然のままの状態であることが、スイスの宝石学研究所SSSEFによって証明されています。
フィリップスの宝石専門家、Cristel Tan氏は、「このようなサイズと品質のビルマ産ルビーは、市場に出回ることが極めて稀です」と述べ、その希少性を強調しています。
推定落札価格は1,000万〜1,500万ドル(約15億〜22億5000万円)と設定されており、ルビーの魅力と価値を再確認させる一大イベントとなりそうです。
ビルマ(現ミャンマー)のモゴク地方で産出されるルビーは、その深い赤色と強い蛍光性で世界的に有名です。「The Eternal Flame」は、そのビルマ産ルビーの中でも特に優れた一石であり、コレクターや投資家から大きな注目を集めることが予想されます。
この競売は、高品質な宝石に対する需要の高まりを示すとともに、ルビーが依然として宝石市場で重要な位置を占めていることを証明するものとなるでしょう。
引用元記事: NATIONAL Jeweler