2026/2/19

虹の格子模様!レインボーラティスサンストーン|太陽と月の光を宿す希少石を徹底解説

サンストーンは、太陽の光を反射する水面のような、キラキラとした輝きが特徴の鉱石。オレゴンサンストーンが有名ですが、一口にサンストーンといっても透明〜不透明、オレンジからブルーまで、実にさまざまな表情を持ちます。

その中で、ひときわ異彩を放つのがレインボーラティスサンストーン。その魅力や特徴は、一言で語れるものではありません。

サンストーンの中でも特に希少で、鉱物学的にも希少性の高いこの鉱石について、詳しく解説します。


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1.宝石・ルースとしてのレインボーラティスサンストーン

レインボーラティスサンストーンは、宝石としてのみならず、鉱物好きにとっても興味深い鉱石です。
まずは宝石としての美しさについて解説します。

■レインボーラティスサンストーンとは?

クリアな結晶にオレンジに輝く粒子が閉じ込められたサンストーンは、粒子が細かければ落ち着いた深みのあるブラウンに、気品が加わる美しさ。粒子が大きければ、ガーリーでポップな可愛らしい印象の宝石です。

美しいだけ、可愛いだけじゃ物足りない!と、黒い格子模様(ラティス)を誰かが後から付け加えたような、ユニークな模様が浮かぶのが、レインボーラティスサンストーンです。
格子模様からオレンジ色の小さな太陽の粒子が顔を覗かせる様が、秘密を隠した窓のような、何とも惹きつけられる魅力を醸し出します。

ひとたび角度を変えると、印象は一変。
石に光があたると黒っぽい印象は消え去り、ラティスが虹色に輝きだします。その様は、雨上がりに太陽が射して虹がかかったよう。結晶の内側で輝く滴たちと、幾重にも重なる虹のファンタジックな景色が、一粒の中で煌めき始めます。

ユニークな模様が特徴の鉱石はいずれもそうですが、オレンジの輝きもラティス模様も千差万別。夕日のようなアベンチュレッセンスの輝き、影のように伸びた太い格子模様が虹色を添える鉱石など、表情は実にさまざまです。

では、どんなレインボーラティスサンストーンを選べば良いでしょうか?

■高品質のレインボーラティスサンストーンとは

どの鉱石にも言えることですが、発色が美しく、透明度(クラリティ)が高く、大粒でカットの良い宝石が高品質と言えます。
しかしこの石の美しさは、従来の評価だけでははかり知れません。
レインボーラティスサンストーンは、ファセットカットされることはあまりありません。硬度でいえばカッティングには難なく耐えられますが、ラティスの模様と光彩効果を最大限に活かすため、カボションに磨かれることが多いようです。

通常はクリアな結晶ですが、クリアな部分もふわっともやがかった薄い乳白色に見えます。そこに、細かく光を反射するアベンチュレッセンスが加わることでオレンジに見えたり、格子模様が細かく密集すれば黒っぽい鉱石にも見えるはず。勿論黒っぽく見える鉱石は、その分虹色の輝きを秘めています。

この見え方にはアデュラレッセンス、アベンチュレッセンス、イリデッセンスの3つの光彩効果が関係しています。
アデュラレッセンスが際立つものが良いのか、アベンチュレッセンスが目立つオレンジのものが良いのか、一概にいうことは難しいです。勿論最も良いのは、3つの光彩効果が明瞭なものです。しかしそういった鉱石は滅多にお目にかかれません。

3つの光彩効果の中でも最も重視されるのはイリデッセンス。レインボーラティスサンストーンの最たる特徴であるラティス模様です。折角の特徴が、端っこにちょこん、と入っているだけのものよりも、鉱石全体を虹でラッピングしたように現れる物のほうがやはり評価は高く、その美しさは別格です。

この三角形の面が前面に出る、格子模様ではなく正三角形の模様が浮かぶレインボーラティスサンストーン(より正確にはレインボートライアングルサンストーンと呼ぶべきかもしれません)、特に正三角形が幾つも浮かぶようなものは、海外で評価が高まる傾向にあるようです。

とはいえ、こういったユニークな鉱石は、自分が一番惹きつけられたものを手にするのが最も良いかもしれません。それこそが、自分の身も心も満たしてくれる最高の宝石ともいえるでしょう。

■レインボーラティスサンストーンの光彩効果

    レインボーラティスサンストーンは、ただ美しいだけではなく、非常にレアな宝石でもあります。
    様々な光彩効果を持つ宝石はあれど、それを3つも、かつ明瞭に発揮するものはレインボーラティスサンストーンくらいではないでしょうか。

    3つの光彩効果のうちの一つが、名前の由来でもある虹色に輝くラティス模様。この虹色に輝く効果はイリデッセンス(干渉色)と呼ばれます。また、ラブラドライトに見られるラブラドレッセンスと似た見え方をするため、文脈上そう表現されることもあります。

    そしてサンストーンの特徴たるアベンチュレッセンス。宝石のガラス光沢などの表面光沢とは別に、内に入り込んだ小さな結晶や粒子が光を反射してキラキラと輝く現象です。
    小さな粒が多ければ乱反射して燃えるようにも見え、大きな粒になると鏡面を入れたようにぎらっと光を反射します。

    ちなみにアベンチュレッセンスの語源は、たまたま溶けたガラスに銅の破片が落ちて混ざり、キラキラしたガラスができたことに由来するといわれています。美しく光を反射する銅入りガラスを見て、「なんて幸運な偶然!(a ventura!)」と叫んだことが語源です。サンストーンのアベンチュレッセンスは、まさに偶然が導き出す稀なる美しさといえるでしょう。

    そしてもう一つが、ムーンストーンに見られるアデュラレッセンス。シラー、シーンとも呼ばれます。レインボーラティスサンストーンのふわりとした白っぽい輝きは、ムーンストーンと同じ現象です。

    サンストーンといいながら、ムーンストーンの特徴も併せ持つレインボーラティスサンストーン。
    その特徴が示す通り、実はサンストーンではありません。それについては、鉱物の項目で詳しく紹介します。

    ■レインボーラティスサンストーンの名前の由来と歴史

    レインボーラティスサンストーン。格子(ラティス)状の虹色の輝きと、サンストーン特有の煌めきを併せ持つ、読んだ字の如き名前です。
    見た目から付けられたこの名称はコマーシャルネーム(流通名)で、鑑別書上では鉱物グループはフェルドスパー(長石)、宝石名はオーソクレース(正長石)と記載されます

    レインボーラティスサンストーンが見つかったのはごく近年。発見からまだ50年も経っていない、比較的新しい宝石です。
    発見地はオーストラリア北部、赤褐色の大地と乾いた風が吹き抜けるハーツ・レンジ(Harts Range)と呼ばれる地域。

    はじめは、縞模様のある黒っぽい鉱物に見えたのかもしれません。それを手に取り、光にかざした瞬間、細かな粒子となった太陽の瞬きと、虹色の輝きに目を奪われたことでしょう。

    まるで魔法にかけられたかのようなこの現象を最初に見出したのが、ジェモロジストのDarren Arthur氏と、土地の所有者であったSonny Mason氏です。

    1985年に発見されたこの新しい宝石は、1989年にオーソクレースの新しい形態として認められました。

    アーサー氏はその後、同じオーストラリアで発見した似た特徴を持つ結晶に「エクリプサイト(Eclipsite)」という名称で商標を取得しています。
    エクリプサイトは、虹色の格子模様を持たず、アベンチュレッセンスやアデュラレッセンスが前面に現れるタイプで、よりサンストーンやムーンストーンの性質を強く感じられる、レインボーラティスサンストーンの近縁種とされています。

    ちなみにアーサー氏は、採集から研磨、販売までを自ら行う多才な人物としても知られています。スターガーネットや、遊色効果を持たないグリーンオパールの発見にも関わったとされ、まさに宝石と深い縁を持つ人物といえるでしょう。

    ■レインボーラティスサンストーンの産地

    サンストーンやムーンストーンは世界各地で産出しますが、レインボーラティスサンストーンの産地は唯一、オーストラリアのみ
    前述したハーツ・レンジ(Harts Range)周辺に限られます。

    現在確認されている鉱区は2か所。そのうちの一つがウトネレンガティ鉱区(Utnerrengatty Mine)です。
    この名称は、アボリジニの伝承に由来しています。

    レインボーラティスサンストーンの産出地は、もともとアボリジニの東アレンテ族の土地でした。
    採掘にあたり彼らへの敬意を示すとともに、東アレンテ族の提案によって鉱区名が定められたとされています。

    ウトネレンガティ鉱区で産出するレインボーラティスサンストーンは、虹彩(イリデッセンス)が強い傾向があります。
    もう一方の鉱区では大粒の結晶が見つかりやすいようですが、品質に明確な優劣があるほどの差ではありません。

    なお、ウトネレンガティ鉱区で採掘される鉱物のうち、レインボーラティスサンストーンが占める割合はわずか約0.5%といわれています。

    採掘は主に6〜8月の冬季(南半球)に、現在も手掘りで行われています。
    7月の現地気温はおおよそ15〜20度前後。比較的過ごしやすい気候とはいえ、つるはしを使った手作業で掘り進めても、見つかるのは全体量の0.5%程度です。

    ある海外メーカーはその状況を「正気の沙汰ではない」と冗談交じりに表現していますが、それも頷けます。
    それほどの労力をかけてでも求められる──レインボーラティスサンストーンの美しさは、それだけ人を惹きつけてやまない魅力を備えているのでしょう。

    2.鉱物・原石としてのレインボーラティスサンストーン

    英語版Wikipedia掲載画像: Rainbowlatticesunstone - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0 / Wikimedia Commons による

    見た目の美しさでも群を抜くレインボーラティスサンストーン。
    その内部には、鉱物として見ても極めて興味深い特徴が幾つも秘められています。

    それらの特徴を紐解きながら、果たしてサンストーンなのか、ムーンストーンなのか、はたまた別のフェルドスパーなのかについても解説します。

    ■組成

    まずは、組成から見てみましょう。

    英名 Rainbow lattice sunstone
    (Orthoclase)
    和名 レインボーラティスサンストーン
    (正長石)
    成分 K(AlSi3O8)
    結晶系 単斜晶系
    モース硬度 6-6.5
    屈折率 1.52-1.54
    劈開 一方向に完全、一方向に明瞭
    クリア
    主な産地 オーストラリア

    ■鉱物としてのレインボーラティスサンストーン

    組成を見て、はて? と思われなかったでしょうか。
    レインボーラティスサンストーンは、鉱物としては大部分をオーソクレースが占めています。

    おおむね75%がオーソクレース、15%がアルバイトという組成です。
    オーソクレースではピンと来ない方も、ムーンストーンといえばどの石かわかるでしょう。

    サンストーンと名の付くレインボーラティスサンストーンですが、鉱物学的にはムーンストーンの仲間といえます。

    この鉱石が特別なのは、ムーンストーンの組成と特徴であるアデュラレッセンスに加え、サンストーンの特徴であるアベンチュレッセンスまでも示す点です。
    この二つの光彩効果を併せ持つだけでも、かなり希少といえるでしょう。

    アデュラレッセンスは、ラメラ構造を持つ結晶に見られる光彩現象です。
    本来は混ざり合って一つの固溶体となるはずだったオーソクレースとアルバイトが遊離し、一つの結晶内で薄い層として重なったものがラメラ構造です。
    この積み重なった薄層に光が干渉することで、月光のような柔らかな光が生まれます。

    さらに、この薄膜の層にヘマタイト(赤鉄鉱)が入り込み、太陽の欠片のようなアベンチュレッセンスが現れます。
    それだけでも十分に特殊ですが、ここへ加わるのがラティス模様です。

    薄膜の層に沿って取り込まれるため、インクルージョンは無秩序ではなく、一方向に帯状のラティスとして伸びます
    この構造によって、石全体に均一で鮮やかな虹色の輝きが現れるのです。

    この黒いラティスの正体は、発見当初はイルメナイトと考えられていましたが、後にマグネタイト(磁鉄鉱)であることが判明しました。

    マグネタイト自体は虹色に光りません。
    虹色は、層の間に入り込んだ酸素などによって起こる薄膜干渉によるものです。
    鉱石のクラックが虹色に光るのと同じ原理です。

    完全なムーンストーンであれば、マグネタイトも、アベンチュレッセンスを生むヘマタイトも入り込む余地はありません。
    強い熱や圧力、あるいは成長後の風化によって生じた微細な隙間に、光を生む粒子と虹を閉じ込めたもの。
    それがレインボーラティスサンストーンです。

    薄膜干渉が起きる隙間がある以上、やがては風化が進み、別の鉱物へと変化していく運命にあります。

    レインボーラティスサンストーンの母岩の起源は、およそ25億年前。
    そこから気の遠くなるような時間を経て、他の鉱物へと変わっていく途中の、地球から見ればほんの一瞬の瞬間に生まれた、月と太陽と虹を宿す一石

    この石が特別でないとすれば、何をもって特別と呼ぶのでしょうか。

    長石の分類

    見た目にも美しさを誇るレインボーラティスサンストーン。
    しかしこの鉱石が秘めている奇跡は、外観だけにとどまりません。
    その成り立ちを紐解くことで、レインボーラティスサンストーンが「サンストーン」なのか、「ムーンストーン」なのか、あるいは別のフェルドスパー(長石)なのか、その正体が見えてきます。

    オーソクレース、アルバイト、サンストーン、ムーンストーン。
    さまざまな鉱物名が登場しますが、これらはいずれも大きな括りではフェルドスパー(長石)グループに属する鉱物です。
    フェルドスパーは地殻の約60%を占める、非常にありふれた鉱物ですが、組成や微量元素、結晶成長の過程によって、多様な外観と光学効果を示します。まさに地球の神秘を体現する鉱物群といえるでしょう。

    フェルドスパーは、主にカリウム・ナトリウム・カルシウムの含有比率によって、「アルカリ長石」と「斜長石」の二系統に分類されます。

    ここで重要なのは、サンストーンやムーンストーンが鉱物名ではなく流通名であるという点です。

    ムーンストーンは、アデュラレッセンス(シラー効果)を示すフェルドスパーに与えられる名称。
    サンストーンは、アベンチュレッセンスを示すフェルドスパーに付けられる名称です。
    つまり、どちらも特定の鉱物種ではなく、「光学効果」に基づいた呼び名となります。

    一般的な傾向として、
    サンストーンの多くは斜長石、
    ムーンストーンの多くはアルカリ長石に分類されます。

    ただし例外も存在します。
    レインボームーンストーンは斜長石に分類されるラブラドライトで、そこにアデュラレッセンスが現れるものを指します。

    この視点で考えると、レインボーラティスサンストーンは「サンストーン」という名称を持ちながら、鉱物学的にはムーンストーン側の性質を強く持つ存在といえます。
    そのため、2018年頃には「サンストーンとして流通させるのは紛らわしい」として改名が試みられたこともありました。

    しかし現在でも「レインボーラティスサンストーン」という名称が定着していることから、この石の複雑で魅力的な性質を、これ以上的確に表現できる名前は、まだ見つかっていないのかもしれません。

    ■レインボーラティスサンストーンの原石

    レインボーラティスサンストーンの結晶

    レインボーラティスサンストーンを育むハーツ山脈は、実に多様な岩石で構成されています。
    レインボーラティスサンストーンの母岩は火成岩ですが、原石の段階から必ずしもその特徴が明瞭に現れているわけではありません。

    原石は大きく、虹色のラティスや光彩効果が確認できるものと、外観からは特徴が分かりにくいもの、あるいは不要なインクルージョンを多く含むものに分けられます。

    美しい原石は、輝きを最大限に引き出すためカットが施されます。
    この際、削る方向を誤ると光彩効果が失われてしまうため、仕上がりは職人の技量に大きく左右されます。美しい輝石を美しく仕上げるには、やはり経験に裏打ちされた判断が欠かせません。

    一方、等級が低いと判断された原石には、タンブリングと呼ばれる処理が行われます。
    貴石にはなり得ないとされた原石同士を回転させ、互いに表面を削り合う工程です。機械処理のため結果は開けてみるまで分かりませんが、当初は評価されなかった原石が、処理後に鮮やかな虹色を示す例も少なくありません。

    まさに文字通りの宝石探し。
    この偶然性と美しさを目の当たりにできるのは、職人ならではの特権と言えるでしょう。

    ■鉱物としての魅力

    レインボーラティスサンストーンのラティス模様の正体は、マグネタイト(磁鉄鉱)です。
    このため、レインボーラティスサンストーンはごく弱い磁性を示します。

    もっとも、磁石を近づけて明確に動くほど強い磁力を持つわけではありません。
    ただし、ラティスを多く含む小片に磁石を近づけたところ、わずかな反応が確認されたという実験報告もあります。

    実際に確かめるのは容易ではありませんが、レインボーラティスサンストーンは、見た目の美しさだけでなく、光学的・鉱物学的にも多様な性質を併せ持つ点が、大きな魅力の一つといえるでしょう。

    3.レインボーラティスサンストーンをより楽しむために

    美しい輝きを持つ鉱石ほど、どこか神秘性を感じさせるものです。
    ここでは、レインボーラティスサンストーンをより楽しむために、伝えられるスピリチュアルな側面や逸話についてご紹介します。

    ■レインボーラティスサンストーンにまつわる物語

    前述の通り、レインボーラティスサンストーンの採掘されるウトネレンガティエ鉱山は、アボリジニの東アレンテ族の伝承に由来しています。
    ウトネレンガティエは芋虫のこと。実在する芋虫のようですが、伝承上では巨大な虹色の芋虫です。

    このウトネレンガティエ、イェペレニエ、ンティヤルケの三匹の虹色の芋虫が移動し、世界最古の山脈と言われるマクドネル山脈に変わったとされています。

    アボリジニの伝承では、創世に関わるウングル、エインガナ、ユルルングルの三柱の虹蛇がマクドネル山脈に変わったという話も有名です。
    一口にアボリジニといっても伝承は様々で、もしかすると同じ存在を異なる姿で語り継いでいるのかもしれません。

    アボリジニの伝承の中で、虹の蛇や芋虫は重要な役割をもつ存在です。
    天候を司ることもあれば、地上に様々な生き物を生み出す地母神のような立ち位置になることもあります。

    ウトネレンガティエの通った跡は、川になり、道になり、断崖となりました。
    その出発点が、現在レインボーラティスサンストーンが採掘されているハーツ山脈だと考えることもできるでしょう。

    三柱の欠片が周辺の山々となったとも言われています。
    虹色の輝きを持つレインボーラティスサンストーンが、虹色の神の出発点で見つかるというのは、とても神聖な巡り合わせのようにも感じられます。

    あるいはレインボーラティスサンストーンこそ、東アレンテ族の人々が夢に見た神様の欠片なのかもしれません。

    ■石言葉

    レインボーラティスサンストーンは、比較的新しく、かつ希少であるため、現時点では特定の石言葉は定められていないようです。

    ムーンストーンの石言葉は「愛の予感」「幸運」など。
    恋人の石ともいわれ、恋愛に強い石として知られています。
    また女神に関連付けられることもあり、女性的な魅力を引き出す石ともいえるでしょう。

    サンストーンの石言葉は「情熱」「勇気」「きらめき」など。
    太陽の名を冠することから、太陽の力を借りて人を癒やす石、また指導者を導く石と考えられてきました。

    この二つが和合したレインボーラティスサンストーンには、どのような印象があるでしょうか。
    女性的な柔和さと、男性的な力強さ。
    争わず、しかし決して願った先を諦めない。
    そんな強いメッセージを感じさせます。

    さらに、ラティス模様の正体であるマグネタイトは、マイナスな事象を弾き、プラスな事象を引き寄せると考えられているそうです。

    これら三つの要素を兼ね備えたレインボーラティスサンストーン。
    どうしても叶えたい願いに向かって歩む意志がある限り、その行く先を様々な光で照らしてくれる。
    そんな輝きを持つ石なのかもしれません。

    ウトネレンガティエの神聖な力をも宿すとされるレインボーラティスサンストーン。
    お守りとしてひとつ身に着けてみるのも、悪くなさそうです。


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      4.まとめ

      レインボーラティスサンストーン。
      少しでも興味を持っていただけたでしょうか。

      あらゆる宝石・鉱物はどれも奇跡の産物ですが、レインボーラティスサンストーンは、その中でも複数の稀少な現象が重なって生まれた、特別な存在といえます。

      出会える機会は多くありません。
      だからこそ、もし目にすることがあれば、ぜひ一度手に取ってご覧ください。


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      佐伯

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