ルドウィジャイトインペリドット(宝石名ルドウィジャイトインペリドット) パキスタン産 1.09ct 識別済[211013501]6.1×6.1mm前後

ルドウィジャイトインペリドットとは・・・

ペリドットの内部にルドウィジャイトが内包された珍しいタイプで、黒く細い針状インクルージョンが確認できます。この針が入っている様子から、別名ルチルペリドットとも呼ばれています。パキスタンからしか産出されない希少ペリドットです。

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ペリドットとは・・・

オリーブグリーンカラーに輝く宝石。石に入った光が二重の光となって出て行く複屈折性を持っているため、オイル感のある光沢が魅力です。

色合いは黄緑・緑～褐色・黒褐色。宝石として流通しているものではエメラルドと間違われたほどに濃い色合いから、明るく爽やかなミントグリーンのペリドットまで幅があります。

色合いに差が出るのは、ペリドットがフォルステライトとファヤライトという固溶体であるためです。希少石であるフォルステライトは基本的にカラーレス、ファヤライトは黒い鉱物で、その混ざっている配分によって明度が変わります。特有のオリーブグリーンは、この2つの固溶体に微量のニッケルが含まれることによって発色したものです。

▶ペリドット：（Mg,Fe）2SiO4
└フォルステライト：Mg2SiO4
└ファヤライト：Fe₂SiO₄

ちなみに、このファヤライトの比率が多いブラウン系のペリドットと思われていたのが20世紀に発見された三大宝石のひとつ、シンハライトです。

▶シハライト：MgAlBO

＜20世紀に発見された三大宝石＞
・タンザナイト
・ブラジリアナイト
・シンハライト

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ペリドットは太陽光での輝きと薄暗い照明（ろうそく）での輝きにほとんど差がなく、むしろ夜により一層美しく輝くことから、昔から＜イブニング・エメラルド＞＜夜会のエメラルド＞という別名も持っています。

なぜそんなにもよく輝くのでしょうか。

屈折率が高く非常に輝きが強いことが特徴で、スピネルに次ぐ高い数値を持っています。そして、石に入った光が二重の光となって出て行く複屈折性を持った石としても有名で、石の中に入った光がそのまま通り抜けずに折れ曲がり、さらにその光の行き先が2つに分かれる（二倍になる）わけですから、自ら発光している石とまでいわれるほど、ペリドットがより輝くというのも納得です。

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時代をさかのぼって、古代エジプト王朝。エジプト人たちは黃緑色に耀くこの石を「太陽の石」と呼び、太陽神を崇拝する象徴として大切にしてきました。

紀元前300年ごろのエジプト・ザバルガド島で採掘されたペリドットが、プトレマイオス朝のファラオ・プトレマイオス1世の王妃へ献上されたという歴史も残っています。ただし、この時ペリドットはペリドットではなく、トパーズとして献上されたというのがこの宝石の面白い部分。

トパーズが今のトパーズとして名前が定着したのは1737年。それまでトパーズという名前はペリドットが使用していました。時代の流れの中で名前だけが入れ替わっていく…こんな不思議な入れ替わり、実は宝石では稀に起こっています。

さらに、世界三大美女の一人であるエジプト女王・クレオパトラがクレオパトラ鉱山というエメラルドの鉱山を持つほどのエメラルド好きだったことは知られていますが、その所有のエメラルドの多くが実はとても色の濃いペリドットだったという研究結果もあり… 歴史の中にはたくさんの逸話があふれています。

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ペリドットの興味深い点をもう一つ。地球外から飛んできた宝石でもある、ということです。

ペリドットは地球の核となるマントル上部でできる鉱物です。地殻変動によって押し上げられ、地上に到達します。ハワイでペリドットの雨が降った！という話題も、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

天体の核ということは…じつは隕石にもペリドットは含まれています。

パラサイト隕石(石鉄隕石)に含まれる黄色見の物質も地球上で形成されたものとは異質ではありますが、実はペリドットです。

▶パラサイティックペリドットはこちらから

現代では8月の誕生石や結婚15周年を祝う宝石として知られており、その輝きは今でも多くの人を魅了しています。

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▶掲載中のルースはTOPSTONE取り扱いの空枠へ（石留め）対応可否を確認済みです。

≪TOPSTONE取り扱い中の空枠種類≫
リング・ペンダントトップ・ピアス枠
└ラウンドまたはオーバルの規定サイズ枠
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商品ページ上部に＜〇mm空枠にセッティング可能＞という表示のあるものは空枠に対応しています。対応空枠はページ下記のオススメアイテムをご覧ください

その他のルースは基本的に非対応サイズのため、TOPSTONEでは石留めができません。

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※取り扱い空枠：リング・ペンダント・ポストピアス用