ルビー ビルマ産 0.064ct [250630616]2.4x2.4mm前後

ルビーとは・・・

≪燃えるような情熱的な赤色≫と称される、真紅に輝く宝石の女王がルビーです。

ルビーを太陽光の下で見てみると、内側から燃え上がるような鮮やかな赤い色合いを楽しめます。これはルビーの鮮やかな赤色の要因であるクロム元素と、太陽光に含まれる紫外線が反応することによる「赤色蛍光」という性質で、この宝石が「宝石の女王」と呼ばれる美しさの秘密です。UVライトを使用するとより顕著な蛍光反応を見ることができます。

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ルビーはサファイアと同じ「コランダム」という鉱物です。多彩なカラーバリエーションを持つコランダムの中でも、特に赤色の物のみを「ルビー」、青色を「サファイア」、それ以外のカラーを「ファンシーカラーサファイア」として、区別しています。特に有名なファンシーカラーサファイアはパパラチャサファイアです。

▶ルビー：Al₂O₃・・・発色要因はクロムと鉄
▶サファイア：Al₂O₃・・・発色要因はチタンや鉄
▶パパラチャサファイア：Al₂O₃・・・発色要因はクロムや鉄
▶ピンクサファイア：Al₂O₃・・・発色要因はクロムや鉄

ルビーの色合いはクロムと鉄の含有によるもので、この二つの成分のうち、よりクロムの含有量が多い方が鮮やかな蛍光を伴ったビビッドな赤色に輝く特徴があります。

特に評価されている色合いはピジョン・ブラッド。まさに深紅に輝く最高級のルビーです。ビルマ産という産地名にはさらに付加価値がつきます。

その他に、明るい色合いのスリランカ産のチェリーピンク、逆に鉄の含有量が多く赤黒い色合いのタイ産のルビーはビーフ・ブラッドと呼ばれています。カラーだけでなく、エメラルドで有名なトラピッチェ模様や、カボションの表面に6条のスターが出るものもあります。

なお、より赤い色合いを引き出すための処理として加熱処理が施される場合があります。非加熱の状態でビジョンブラッドのような美しい赤色を示すルビーは最高の希少価値を持っています。

ルビーもピンクサファイアもパパラチャサファイアも、すべて組成・発色要因が同じですが、それぞれ別の宝石とされています。色因となる金属イオンの含有量で発色が少しずつ異なり、鑑別機関の定めたマスターストーンの色の範囲に照合して、ルビーかサファイアかパパラチャサファイアか、鑑別されるのです。

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※非加熱表記について※
鑑別書付きではないルースに記載の【非加熱】表記は、仕入れ元情報によるものです。TOPSTONEでの非加熱検査は行っておりません。

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ルビーは三大宝石「ルビー・サファイア・エメラルド」に挙げられる宝石のひとつで、7月の誕生石です。

赤を意味するラテン語「rubeus/ルベウス」、赤い色を意味する「rubber/ルバー」が名前の由来で、その力強い赤い色合いは火を連想し、あらゆる魔を寄せ付けないと考えられ、古来より現代にいたるまでお守りとしても大切にされています。

ルビーの歴史は古く、旧約聖書にも登場します。ところが、古い記録や歴史的な宝飾品の中のルビーはルビーではないことが多いのです。

イギリス王室の『黒大使のルビー』 『ティムール・ルビー』は、実はどちらも赤いスピネルです。またブルーのスピネルもサファイアだと思われていました。

このように世界中の様々な宝飾品の中には、ルビーやサファイアと思われたままそっと潜んでいるスピネルが実はまだたくさん…あるかもしれません。

ルビーとスピネルを識別する、という研究から、宝石の科学的分析が始まったそうです。

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※ルース表面の状態に関しましては【サイズ(採寸)情報】をご覧ください。

こちらの商品は、現品販売です。画像の商品を専用ケースに入れてお届けいたします。