2024/08/23

輝きも照りもハチミツのよう!クリノヒューマイトの魅力と特徴

クリノヒューマイトは、宝石やルースのコレクターですら「手に入らない」「探しても見つからない」と口をそろえるほどのレアストーンです。

産地・産出量ともに限られ、かつ宝石品質の個体がほとんど採れないことが、クリノヒューマイトをレアストーンたらしめる要因です。

しかし「ハチミツ色」と称される独特のこっくりとした色合いは、オレンジ色の宝石の中でも個性的な存在感を示します。スペサルティン・ガーネットやマンダリン・ガーネット、トリプライト、ジンカイトが好きな人なら、きっと気に入るはず。

今回は知られざるクリノヒューマイトの魅力に迫ります。高品質なクリノヒューマイトの条件や魅力、さらに鉱物・原石視点からの解説もまとめました。

ハチミツ色のレアストーン・クリノヒューマイトの世界を、じっくりと見ていきましょう。


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1. 宝石・ルースとしてのクリノヒューマイト

まずは宝石・ルースとしてのクリノヒューマイトから見ていきましょう。クリノヒューマイトの品質決定要因や逸話を紹介します。

■高品質なクリノヒューマイトとは

クリノヒューマイトは、まだ文献や図鑑にも広く記載されていない、希少な宝石です。天然石好きの筆者の手元には4冊の宝石図鑑がありますが、クリノヒューマイトに言及しているのは1冊のみ。

文字通り、知られざるレアストーンといって良いでしょう。

そんなクリノヒューマイトの品質は、カラー・インクルージョン・カラットの3要素で決まります。

カラー

クリノヒューマイトのなかでも、とりわけ人気の色はゴールデンイエローです。ハチミツや黄金にたとえられる色合いで、美しさ・輝きともに格別です。
品質の良いものは輝きも照りも素晴らしく、見るほどに引き込まれます。

黄色みがかったオレンジ色も、評価が高め。淡いオレンジ色が若いウイスキー、あるいはシェリー酒のような、落ち着いた上品な雰囲気を醸し出します。

筆者個人的には、ハチミツキャンディーを思わせるイエローも捨てがたい魅力だと感じます。くっきりと光を透過するさまは、太陽神に捧げたくなる神々しさすらまといます。

ちなみにクリノヒューマイトは、一般的に人工処理が施されません。あの色合いが天然のものというのも、驚きです。

インクルージョン

クリノヒューマイトはインクルージョンが入りやすく、そもそも透明度の高い個体は稀です。それでも他の宝石の例に漏れず、インクルージョンが少ない方が高い評価を得ます。

ただ、あまりに希少すぎるため、クリノヒューマイトでは多少のインクルージョンは許容されることもあります。

またインクルージョンは、宝石が生成する過程で取り込んだ環境ともいえます。そのため、インクルージョンの物質や形状には産地の特徴があらわれます。
タンザニア産のクリノヒューマイトには、針状のインクルージョンが多いそうです。好みのインクルージョンを持つクリノヒューマイトを探してみても、面白そうですね。

カラット

クリノヒューマイトは、大きな結晶が産出しにくい石でもあります。国内で流通するクリノヒューマイトの多くは、0.5〜1カラット以下の大きさです。

やや古い資料ではありますが、1991年の「Gem News」(GIA発行)には、2.89カラットのクリノヒューマイトルースに「編集者もこの大きさは初めて見た」とのコメントが付けられていました。

数カラットのクリノヒューマイトは、大げさではなく博物館級といって良いでしょう。

ちなみにアメリカ・ワシントンDCにあるスミソニアン博物館はさすが、21.39カラットにも達するクリノヒューマイトのルースを所蔵しています。

【豆知識】スミソニアン博物館のクリノヒューマイト

スミソニアン博物館が所蔵するクリノヒューマイトのルース(21.397カラット)は、タジキスタン産です。

スクエアクッションカットが施されており、シンプルな美しさが際立ちます。
クリノヒューマイトの硬度は6〜6.5と決して高くはなく、複雑なカットを施すのは至難です。

このルースがスミソニアン博物館にやってきたのは、2011年のこと。ティファニー財団の資金で購入したそうです。スミソニアン博物館が所蔵するクリノヒューマイトのなかで、最大かつ最高品質の1つです。

■クリノヒューマイトの特徴

クリノヒューマイトは、短波紫外線で蛍光します。

GIAが行った実験では、ルースも原石も短波長紫外線を当てたときにオレンジ色に蛍光しました。長波紫外線では蛍光しないのも、興味深いポイントです。

また多色性も、クリノヒューマイトの魅力ではないでしょうか。多色性とは、宝石を異なる角度から見ると違った色が見える光学効果です。

クリノヒューマイトの多色性は、オレンジ色のルースで見られます。黄色と明るいオレンジ色、暗いオレンジ色の色相を見せてくれます。オレンジ色のクリノヒューマイトをさまざまな方向に傾けて見てください。
燃え盛る暖炉の炎を思わせる、あたたかな色の変化を楽しめるでしょう。

■クリノヒューマイトの魅力

    クリノヒューマイトは、産地によって微妙に色合いが異なります。

    タジキスタンでは、黄色がかったオレンジ色の、最高品質の色合いが採れます。ロシア・シベリア北部にある鉱床では、濃い赤褐色のクリノヒューマイトが産出しています。

    中国産は赤みがかったオレンジ色タンザニアからは淡い黄色やイエローグリーンのクリノヒューマイトも報告されています。

    クリノヒューマイトの魅力は「オレンジ色」と一言では片付けられない、豊かな色相変化です。産地を比べながら、好みの色合いのルースを探してみてはいかがでしょうか。

    ■クリノヒューマイトにまつわる逸話

    クリノヒューマイトの名前は、斜面という意味のクリノ(clino)とヒューム石(humite)の仲間であることから、名づけられました。

    クリノヒューマイトが見つかったのは、1876年。ライムストーン(石灰岩)のインクルージョンとして発見されました。発見地は、イタリアにあるヴェスヴィオ火山付近です。火山の噴火で噴出した石灰岩中に見つかったそうです。

    しかし当時は品質が良くなく、宝石になるとは考えられず、注目を集めるには至りませんでした。

    クリノヒューマイトがあらためてコレクターの視線を集めたのは、1983年のことです。タジキスタンとアフガニスタン、中国にまたがる高山地帯・パミール山脈にある石灰岩層の接触変成地帯で、宝石質の結晶が見つかりました。

    以来、オレンジ色や黄色、金色に近いカラーのルースが流通し始めます。

    ただし、採掘されるクリノヒューマイトの結晶は、どれも小さいものばかり。発見当初から0.2〜0.5カラット程度の個体ばかりで、1カラット以上のルースはほとんどありませんでした。

    今でも、パミール山脈をはじめとしたタジキスタンは、クリノヒューマイトの重要な産地です。

    ■クリノヒューマイトの産地

    宝石品質のクリノヒューマイトは、タジキスタンとタンザニアで産出します。稀に大きな結晶が採れることがあり、36.56カラットあるいは84.23カラットのルースになった、という記録も残っています。

    【豆知識】タンザニアのクリノヒューマイト

    大理石起源のルビーで有名なタンザニア・モロゴロの近くに、マヘンゲ(Mahenge)という町があります。ここからほど近い鉱山で、クリノヒューマイトが確認されました。

    当初はスペサルティン・ガーネット(Spessartine Garnet)として売られていたオレンジ色のルース、宝石学者が目をつけて分析したことでクリノヒューマイトとわかりました。

    またタンザニア西部にあるタンガニーカ湖付近・スンバワンガ(Sumbawanga)では、珍しい暗灰緑色のクリノヒューマイトが見つかっています。こちらもトルマリン(Tourmaline)として売られていたものを分析してみたら、クリノヒューマイトと判明した、という展開です。

    近年はパキスタン、アフガニスタン、ベトナム、ロシア、ミャンマーなどでも採掘されるようになりました。パキスタンの鉱山労働者のあいだでは、「火の宝石」という愛称が付けられています。

    ただ、宝石品質のクリノヒューマイトがタジキスタンとタンザニア以外で見つかった、という報告はまだないようです。

    ちなみに日本でも、クリノヒューマイトが採掘されます。日本は大規模な地殻変動が多く、火山性の鉱産資源が産出するためです。
    岩手県の根市鉱山や岐阜県の春日鉱山、愛媛県の富郷などが、クリノヒューマイトの産地です。

    2. 鉱物・原石としてのクリノヒューマイト

    ここからはクリノヒューマイトを、鉱物・原石の視点から深めます。

    ■組成について

    クリノヒューマイトの組成情報は、以下のとおりです。

    英名(カタカナ) Clinohumite(クリノヒューマイト)
    和名 斜ヒューム石
    成分 (Mg,Fe)9(SiO4)4(F,OH)2
    結晶系 単斜晶系
    硬度 6~6.5
    屈折率 1.63~1.67
    劈開 不明瞭
    赤、オレンジ、黄色 など
    産地 ロシア、タジキスタン、アフガニスタン、中国、タンザニア など

    クリノヒューマイトのハチミツ色は、鉄(Fe)イオン・チタン(Ti)イオンとのあいだで発生する電荷移動と、チタンイオン結晶内でのエネルギー吸収によると考えられています。

    ■原石の形状

    クリノヒューマイトは石灰岩の接触変成鉱床から産出します。しばしばスピネルや黒雲母、フォルステライト、緑泥石、スペサルティンなどを伴います。形状は多くが粒状、中には塊状のものもあります。

    ヒューム石グループの一種で、成分にマグネシウム(Mg)を含みます。マグネシウム分が増えるにつれて石種が連続的に変わるのが、興味深いポイントです。
    マグネシウム分が少ない方から、ノルベルジャイト(Norbergite・ノルベルグ石)、ヒューマイト(Humite・ヒューム石)、クリノヒューマイト(Clinohumite・斜ヒューム石)です。

    マグネシウムのほかに含まれる元素は、鉄やケイ酸。成分はありふれているのに、希少鉱物という面白い石です。

    ■クリノヒューマイトと類似鉱物の比較

    クリノヒューマイトは、ヒューム石グループ(ヒューマイトグループ)に属します。クリノヒューマイトの鑑別書には「鉱物名:天然ヒューマイト/宝石名:クリノヒューマイト」と記載されることからも、ヒューマイトグループだとわかります。

    ヒューマイトグループはネソ珪酸塩鉱物に分類されるグループで、斜方晶系・単斜晶系の結晶系の鉱物を含みます。

    ヒューマイトグループはさらに4つのサブグループに分けられ、それぞれ以下の石種が分類されています。

    • コンドロ石サブグループ
      • アレガニー石
      • コンドロ石
      • Kumtyubeite
      • Reinhardbraunsite
      • リッベ石
    • ヒューム石サブグループ
      • Chegemite
      • ヒューム石
      • リューコフェニス石
      • マンガンヒューム石
    • 斜ヒューム石サブグループ
      • 斜ヒューム石(クリノヒューマイト)
      • Hydroxylclinohumite
      • Jerrygibbsite
      • 園石
    • その他
      • アブスブルムバッハ石
      • ブラウン鉱
      • ネルトネライト
      • ノルベルグ石

    ヒューマイトグループのうち、クリノヒューマイトを含むサブグループが「斜ヒューム石」と名づけられたのは、単斜晶系だからだそうです。ちなみに本家のヒューム石は、斜方晶系です。

    ちなみにクリノヒューマイトは、ヒューマイト(ヒューム石)やコンドロダイト(コンドロ石)、ノルベルジャイト(ノルベルグ石)、スペサルティン・ガーネットとよく混同されます。色も形もよく似ていて、鑑別の技術が発展するまでは区別がほとんど不可能だったとか。

    ここからは、クリノヒューマイトと似た石の特徴を見ていきましょう。

    ヒューマイト(Humite・ヒューム石)

    ヒューマイトはネソケイ酸塩鉱物(かんらん石やスピネルなどが含まれる鉱物の分類)の一種です。

    花崗岩と苦灰石(くかいせき・白雲母のこと)と接触したスカルン鉱床でよくみられます。1813年に発見され、エイブラハム・ヒューム(Abrahama Hume|1749 - 1838)準男爵にちなんで名づけられました。

    イエローやオレンジが主に産出されます。モース硬度は6~6.5で、産地はスウェーデンやスコットランドなどです。

    <クリノヒューマイトとの違い>

    クリノヒューマイトとは結晶形および、フッ素(F)と水酸基(OH)の比率、化学組成で見分けます。

    クリノヒューマイトは単斜晶系ですが、ヒューマイトは斜方晶系。F:OHの比率はクリノヒューマイトが1:1であるのに対し、ヒューマイトは1.5:1です。

    組成はクリノヒューマイトが(Mg,Fe)9(SiO4)4(F,OH)2、ヒューマイトは(Mg,Fe)7(SiO4)3(F,OH)2です。

    コンドロダイト(Chondrodite・コンドロ石)

    クリノヒューマイトよりさらに希少性の高い鉱物です。マグネシウムを含むフッ化珪酸塩鉱物(マグネシウムとフッ素を含んでいるケイ酸塩鉱物のこと)で、スコットランドやドイツなどのほか、岐阜の神岡鉱山で産出されたこともあります。

    黄色や橙色、赤褐色、緑褐色で、ギリシャ語で粒状を表す言葉である「chondros(コンドロス)」です。モース硬度は6~6.5ですが、へき開があるため比較的もろい鉱物です。

    コンドロダイトとクリノヒューマイトは非常によく似ており、プロ以外の人が肉眼で識別することはほぼ不可能と言われています。コンドロダイトがクリノヒューマイトとして販売されていることもあります。

    <クリノヒューマイトとの違い>

    ヒューマイトに倣って、クリノヒューマイトとコンドロダイトとの違いを結晶形および、フッ素(F)と水酸基(OH)の比率、化学組成でまとめました。

    クリノヒューマイト コンドロダイト
    結晶系 単斜晶系 単斜晶系
    F:OH 1:1 2:1
    組成 (Mg,Fe)9(SiO4)4(F,OH)2 (Mg,Fe,Ti)5(SiO4)2(F,OH,O)4

    ノルベルジャイト(Norbergite・ノルベルグ石)

    クリノヒューマイトを含む兄弟石のなかでも、もっとも希少な鉱物です。アメリカやイタリアなどで産出されます。ネソ珪酸塩鉱物で、1926年にスウェーデンのノルベルグ(ヴェストマンランド県にある町)で発見されました。

    モース硬度は6~6.5で、黄色がかった褐色やバラ色、紫がかったピンクやホワイトなどさまざまな色があります。

    <クリノヒューマイトとの違い>

    ヒューマイトに倣って、クリノヒューマイトとノルベルジャイトとの違いを結晶形および、フッ素(F)と水酸基(OH)の比率、化学組成でまとめました。

    クリノヒューマイト ノルベルジャイト
    結晶系 単斜晶系 斜方晶系
    F:OH 1:1 3:1
    組成 (Mg,Fe)9(SiO4)4(F,OH)2 Mg3SiO4(F,OH)2

    スペサルティン・ガーネット(Spessartine Garnet・満礬柘榴石)

    ガーネットはヒューマイトグループではありません。組成も性質も、クリノヒューマイトとはまったく異なります。ただ、金色に近いイエローの輝きを放つクリノヒューマイトは、スペサルティン・ガーネットにとても良く似ています。専門家で見た目だけでの識別は困難といわれるほどです。

    スペサルティン・ガーネットは、ガーネット特有のアルミニウム珪酸塩を基本とした化学組成に、マンガン(Mn)を含みます。オレンジ色は、マンガン由来のカラーです。

    南ドイツにあるシュペサルト(Spessart)で発見され、発見地の名をとって名前がつきました。日本でも発見されており、徳川の治世・江戸時代には根付や印籠の紐に通す「緒締め」として活躍したそうです。

    クリノヒューマイトと区別する際は、紫外線を利用します。短波紫外線を当てると、クリノヒューマイトは強いオレンジ色に蛍光しますが、スペサルティン・ガーネットは反応しません。

    *スペサルティン・ガーネットについてはこちらの記事で解説しています
     華麗なるガーネット一族、時代や場所を問わず愛されてきた宝石

    3. クリノヒューマイトをより楽しむために

    クリノヒューマイトをルースや原石で楽しむうえで、知っておくと楽しくなる情報を、この項目で紹介します。ぜひチェックしてみてください。

    ■誕生石・石言葉

    クリノヒューマイトは比較的最近発見され、宝石として流通するようになったため、石言葉はまだありません。また誕生石にもされていません。

    石言葉が決まるまで、どんな内容になるか予測したり自分ならこんな言葉にする、と考えたりするのも楽しいですね。

    ■クリノヒューマイトの加工について

    クリノヒューマイトの加工品として多いのはルースです。大きな粒が出てこないため、ビーズに加工するのは難しいと考えられます。

    しかしクリノヒューマイトは、外側からの力に弱くもろいため、指輪などのアクセサリーにするのには向いていません。ルースのまま観賞するのがおすすめです。

    強い光を当ててきらめきを楽しんだり、ブラックライトで色の変化を楽しんだりと、ルースの状態でも十分楽しめるので、ぜひお試しください。


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    4. まとめ

    クリノヒューマイトは、黄金やハチミツのようなオレンジカラーが印象的なレアストーンです。宝石として流通しはじめたのが1980年代以降と新しく、知名度が高まるのはこれからというところ。

    クリノヒューマイトを掲載していない宝石図鑑もあるほど希少で、コレクターですら知らないかもしれません。今から注目しておくと、コレクター仲間に先んじて手に入れられるかもしれませんよ。

    最高級のクリノヒューマイトは、ルース一粒で数十万円になる場合もあります。TOP STONE では独自のルートで確保した比較的お手頃価格のクリノヒューマイトも取り扱っています。ハチミツ色や黄金色、黄色、琥珀色など、さまざまな色の競演をチェックしてみてはいかがでしょうか。


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    この記事を書いた人

    みゆな

    TOP STOneRY / 編集部ライター

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