デマントイドガーネット:春を夢見るウラル山脈の至宝、その美しさと希少性について解説

ガーネットの名前の由来は、その赤の美しさと形が柘榴の実に似ていることから名付けられました。
長く赤い宝石の代名詞だったガーネットですが、デマントイドガーネットの燦然と輝く登場により、グリーンガーネットの時代が幕を開けます。
レッドガーネットとは違う魅力のあるグリーンガーネット、その中でも一際輝きを放つデマントイドガーネットについて解説します。
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1.宝石・ルースとしてのデマントイドガーネット

グリーンガーネットの歴史はレッドガーネットに比べてまだ浅く、3000年以上人の歴史に寄り添ってきたガーネット史の中で、グリーン系のデマントイドガーネットはまだまだ新参者です。
しかしその美しさから、ジュエリー界では確固たる地位を築いています。まずはその貴石、ルースとしてのデマントイドガーネットの魅力について解説します。
■絢爛たるガーネット一族

ガーネットはその成分によって様々な種類に分かれています。
基本はレッドとグリーンに分かれる2つの大きなグループがあり、その中から更に3タイプに分かれています。
レッド系統をパイラルスパイトグループと呼び、アルマンディン、パイロープ、スペサルティンガーネットに分かれます。
グリーン系統をウグランダイトグループと呼び、ウバロバイト、グロッシュラー、アンドラダイトガーネットに分かれます。
またそれらが混ざり合い、固溶体を作ることで一味違った美しいガーネットが晶出します。デマントイドガーネットは、ウグランダイトグループに属するアンドラダイトガーネットの中でも、一際異彩を放つグリーンガーネットにつけられた宝石名です。
ガーネット各種について、こちらの記事でそれぞれ詳しく解説しています。
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■デマントイドガーネットとは?

デマントイドガーネットは、ロシアで発見された鮮やかなグリーンと強い光が特徴のガーネットです。
グリーンガーネットの中でも特別なのは、その輝き。宝石の輝きには分散と屈折率が関係しています。
例えばダイヤモンドは屈折率が2.417と高く、またブリリアントカットを施すことによってダイヤモンドに入る光を全て反射し煌めくことから、今日の絶対的な地位を確立しました。
一方デマントイドガーネットの屈折率は1.875。そして分散率は0.057と、特に分散率はダイヤモンドをも上回ります。更に分散率が高いことによって、虹色のファイアがよりはっきりと輝きます。その魅惑的な輝きも、グリーンガーネットを一躍人気に押し上げた理由でしょう。
ダイヤモンドのような輝きと、エメラルドとはまた違う深い、湖の底のようなグリーン。魔性を感じる様な美しさがデマントイドガーネットにはあります。
■高品質なデマントイドガーネットとは?
どの宝石にも言えることですが、発色が良く、クラリティ(透明度)が高く、カットが美しい、大粒の石が最高品質といえます。特にデマントイドガーネットは、その最たる特徴である輝きが美しいもの、かつカラーが美しいものを選びたいものです。
輝きを左右する要点として、一つにはカットが挙げられます。
ブリリアントカットのダイヤモンドを特殊なビューアを通して見ると、テーブル側からは矢の影が、パビリオン側から見るとハートの影が見えるのは有名です。そしてビューアを通さずとも、正面から見ると、矢のような影が出るのはご存知でしょうか。

この影を見ることである程度、ダイヤモンドの対称性やプロポーションを見ることができます。そしてデマントイドガーネットも、テーブルを正面から見るとこの矢のような影が見えるものがあります。元々ブリリアントカットは、ダイヤモンドに入る光が最も効果的に見る人に反射するように計算されて作られたカット。ダイヤモンドに近い屈折率を持つデマントイドガーネットも、ブリリアントカットの恩恵を受けます。
カラーに関しては、黄色味のある、明るいグリーンの方がファイアがよく見える傾向があります。しかし、最高品質の色という点では、あまり黄色味の強いもの、明るいものは敬遠されがちです。濃い色ながらすっきりとした鮮明なグリーン。それが最高品質のデマントイドガーネットのカラーといえるでしょう。
最も輝きを阻害するクラリティですが、当然、黒色インクルージョンなど色も輝きも阻害してしまうインクルージョンは入っていないに越したことはありません。成長過程でインクルージョンは必ず生じるものであり、またデマントイドガーネットは鉄を含むため、黒色インクルージョンも珍しくありません。折角の輝きを阻害するインクルージョンは極力避けたいところです。
しかしホーステールと呼ばれるインクルージョンについては別です。詳しくは後述しますが、あまりに極端に石の見た目を損なわないのであれば、他の要素を重視した方がいいでしょう。
デマントイドガーネットは通常、1ct以下のサイズで流通することが殆どです。1ctを超えると稀産、2ctより大きいデマントイドガーネットは中々お目にかかれません。過去最大のデマントイドガーネットはファセットカットされた6.3ctのもの。傷気の少ない、深いながらも鮮明なグリーンが印象的な高品質の結晶です。
小さくても色が煮詰まらずはっきりとしたグリーンを呈するので、サイズにこだわらず選びたいですね。
ホーステールインクルージョン

通常、疎まれがちなインクルージョン。しかし、インクルージョンによって特別な宝石の内部世界を生み出し、より価値が高まることもあります。デマントイドガーネットを語る上で外せないのがホーステールインクルージョンと呼ばれる、渦巻くような線状のインクルージョンです。
ホーステールの名前の通り、繊細な繊維状のインクルージョンが流れるように、また渦巻くように線を描きます。まさに草原を駆ける馬の尾のよう。このホーステールはデマントイドガーネットの中でも一部の産地でのみ見られるインクルージョンです。

ロシア産に見られることが多いため、以前はホーステールインクルージョンこそ最高品質の証として扱われていました。特に、ブリリアントカットされたデマントイドガーネットの、テーブル中央にホーステールインクルージョンが渦巻くものは価値が高いとされます。
しかし実際は、他地域のデマントイドガーネットにもホーステールインクルージョンはあります。またロシア産であれば必ずこのインクルージョンがあるわけではありません。
よって品質とは関係のないインクルージョンですが、今でも鑑別機関によっては、ホーステールインクルージョンを拡大した内部世界の証明書をつけることもできます。このホーステールインクルージョンの写真も美しく、一見の価値ありです。勿論肉眼で確認することもできます。
■アンドラダイトガーネットの特徴

デマントイドガーネットは、アンドラダイトガーネットの中で鮮やかなグリーンのガーネットのことです。デマントイドガーネット発見以前のアンドラダイトガーネットといえば、茶褐色、暗褐色、黒など、グロッシュラーガーネットやパイラルスパイトグループの赤いガーネットに比べるとやや落ち着いた印象の色が多いです。
その中でも、特別に美しいと別の名前で呼ばれている、いわばデマントイドガーネットの仲間たちをご紹介します。
トパゾライト
アルマンディンガーネットの中でも、美しいイエロー~オレンジの石はトパーズになぞらえて、トパゾライトとも呼ばれています。色味は違えどデマントイドガーネットと同じ高い分散率、屈折率は顕在で、ファイアが明瞭な石が欲しければトパゾライトを探してみるのも良いかもしれません。
デマントイドガーネットの出現までは、トパゾライトこそがアルマンディンガーネットの代表格でした。デマントイドガーネットが有名になった現在は、イエロー・デマントイドガーネットとも呼ばれています。
レインボーガーネット
奈良県天川村で発見され一時期有名になったレインボーガーネットも、アンドラダイトガーネットに属するデマントイドガーネットの仲間です。貴石品質のガーネットの中では珍しい不透明の石ですが、その表面の光沢と、光の干渉によって起きる虹の輝きは他のガーネットとはひと味違う魅力。レインボーガーネットの歴史は江戸時代に遡ります。当時の風流人が根付にして下げていそうな、ちょいと粋でいなせな貴石です。
メラナイト
レッド、グリーンの鮮やかな色とは一線を画す魅力を持つのが、メラナイト。その名の由来もギリシャ語で闇、黒などを意味するmelainaから付けられた、黒いガーネットです。
しかしただの黒い石ではありません。アルマンディンガーネットの屈折率はそのままに、手に取れば艶やかな反射を感じられます。
一見すると地味に感じても、近い距離になればなる程その魅力が判る、アルマンディンガーネットには味のあるガーネットが多様にあります。ガーネットの中ではあまり知名度の高くないアンドラダイトガーネット。トパーズやアンドラダイトガーネットになぞらえるだけでは勿体ない、気品と美しさに是非注目して欲しい石です。
■デマントイドガーネットの名前の由来

デマントイドガーネットの名前の由来は、オランダ語の「ダイヤモンドのような」という意味で命名されました。ダイヤモンドに近い屈折率とダイヤモンドより高い分散率から見ると、これほど相応しい名前もありません。
1853年頃、帝政ロシアの治世下で集落の子供たちが、春の小川に草のようなグリーンの石を見つけた時からデマントイドガーネットの歴史は始まります。ロシアの女帝エカテリー2世を始め、帝政ロシアは美しい宝石に彩られ時代でもありました。
発見されたグリーンの石は、当初ペリドットやエメラルドとしてロシアの宝石商に扱われます。シベリアクリソライトや、ウラルエメラルドと呼ばれ売買されたようです。
しかし翌年、フィンランドの鉱物学者ニルス・フォン・ノルデンスヘルドが新種のガーネットであることを特定、1887年にはウラル産業博覧会で新鉱物として発表され、デマントイドガーネットという新しい宝石が世に知られることになりました。
絢爛たる帝政ロシアで人気の高かったアンドラダイトガーネットですが、この新種のグリーンの宝石はそれほどに人気ではなかったようです。色が濃い石よりも、トパゾライトやブラウンの落ち着いたアンドラダイトガーネットの方が貴族受けが良かったようで、デマントイドガーネットは高値でヨーロッパに売り出されることになりました。
新たにもたらされた春の芽吹きを思わせるグリーンは、ヨーロッパ中を魅了しました。イギリスのエドワード7世を魅了したデマントイドガーネットは、フランスでもベル・エポックと呼ばれる華やかなパリの、まさに美しい時代を彩る宝石となります。
しかし、ロシア革命が起こり、帝政ロシアの繁栄は終わりを告げます。その後、ロシアは産業に邁進し、ダイヤモンドは工業用に、エメラルドやデマントイドガーネットはクロムの抽出の為に、栄華を誇った帝政ロシアの痕跡を消し去るように、宝石の需要は闇に葬られることになります。デマントイドガーネットも同じように、鉱山の発掘は中止され、デマントイドガーネットは姿を消し幻の宝石となりました。
直接デマントイドガーネットが出てくるわけではありませんが、ロシアで宝石にまつわる話と言えばご紹介したいのが夢野久作の短編、「死後の恋」。夢野久作といえば、本書を読破した者は必ず一度は精神に異常を来たすと広告文を打たれたドグラ・マグラで有名ですが、この死後の恋も夢野久作らしい怪奇的でまた耽美な内容です。
ある日本人が、気の触れたロシア人の男に、「死後の恋」の話を聞いて欲しいと持ちかけられるところから話は始まります。
そのロシア人は元はロシア貴族の青年でありました。時世の不安定なことから自棄になり軍人になったところ、紅顔の美青年と出会います。美青年と兄弟同然に親しくなった主人公は、ある夜、その青年に30粒ほどの見事な宝石を隠し見せられます。
この美青年と宝石たちの末路は、歴史の潮流に呑まれ一度は姿を消した、美しいデマントイドガーネットに相通じるものがあるように思えます。話の中にデマントイドガーネットの名前が出てくるわけではありませんが、30粒の中にはこの春を夢見るデマントイドガーネットも混ざっていたのだろうと思わずにはいられません。
残酷な描写もあるため人を選ぶ内容ではありますが、デマントイドガーネットが姿を消した当時のロシアの状況もわかるといった意味でも、おすすめの小説です。
■デマントイドガーネットの産地

帝政ロシアの繁栄を象徴する石かの如く紹介しましたが、デマントイドガーネットはロシアの他にも産出しています。1990年頃からナミビアやマダガスカルから、その後もイタリア、イラン、パキスタンなど様々な場所から発見されています。
ナミビアやマダガスカルのデマントイドガーネットは明るく、ロシアやイタリアのデマントイドガーネットは色が濃い傾向があります。品質としては色が濃いデマントイドガーネットをおすすめしたいところですが、マダガスカル産の明るい色のデマントイドガーネットの方がファイアが判り易く、また近年ライトカラーの石が人気を集めているところもあり、産地による優劣は以前に比べると感じ難いかもしれません。
しかしやはりカラーの良い高品質なデマントイドガーネットを求めようと思った時、依然としてロシア産の美しいグリーンは根強い人気を誇っています。
また、産地によって母岩が変わるため異なる特徴的なインクルージョンを見ることも出来ます。マダガスカルのデマントイドガーネットの鉱床はマングローブ林の中にあるそうです。その為、マングローブガーネットと呼ばれることもあるのだとか。満潮時には森全体が水没する為、採掘に行くにはボートが必要になるそうです。中々珍しい採掘の光景かもしれません。
面白いところで言えば、北極でもデマントイドガーネットが発見されています。そして、南極でもデマントイドガーネットが発見されています。南極では当然、採掘などできません。しかし、もしかしたら南極特有の、デマントイドガーネットの中でも際立つ特徴があるのでは? それとも地殻変動が起きる前に繋がっていたであろうナミビアやマダガスカル産、あるいはチリ産と同じ特徴なのか? おそらく2億年以上も前から、氷の下でじっと息を潜めている宝石たちの美しさは、自然の畏怖すら感じさせることでしょう。そっとしておきたいような、是が非でも手に入れたくなるような、人間の欲望を搔き立てる神秘です。
2.鉱物・原石としてのデマントイドガーネット

貴石として美しい輝きとストーリーを持つデマントイドガーネット。その鉱物としての特徴について解説します。
■組成について
まずは、組成から見てみましょう。
英名 | Demantoid Garnet/デマントイドガーネット (Andradite Garnet/アンドラダイトガーネット) |
和名 | 翠柘榴石 (灰鉄柘榴石) |
成分 | Ca3Cr2(SiO4)3 |
結晶系 | 等軸晶系 |
モース硬度 | 6.5-7 |
屈折率 | 1.875 |
劈開 | なし |
色 | グリーン、イエローグリーン |
主な産地 | ロシア、マダガスカル、ナミビア、イタリアなど |
ガーネットは世界中で産出のあるケイ酸塩鉱物です。その産出は世界各地であり、貴石の中ではありふれているといえるかもしれません。しかしその内容は多様性に満ちています。
デマントイドガーネットは他のガーネットより分散率と屈折率が高い分、モース硬度は6.5-7とやや低い傾向にあります。しかしへき開はなく、それほど気を遣わずに身につけられるでしょう。
アンドラダイトガーネットは和名では灰鉄柘榴石ですが、その名の通りマグネシウムを含まず、カルシウムとクロムを含みます。また三価鉄を含み、それが黄色味の原因ともなります。
貴石質のグリーンガーネットといえばアンドラダイトガーネットの一部であるデマントイドガーネットの他に、グロッシュラーガーネットに属するツァボライトがあります。
ツァボライトがバナジウムを色因とする一方、デマントイドガーネットの色因はクロム。エメラルドと同じです。和名には翠の字があてられていますが、翠玉といえばエメラルド。色因が同じく、また勝るとも劣らない美しいグリーンを呈するところも相応しい和名ではないでしょうか。
デマントイドガーネットは変成岩に結晶しますが、その中でも蛇紋岩中に生成するものと、スカルン中に生成するものがあります。この母岩が重要で、蛇紋岩中に産出するデマントイドガーネットにはホーステールインクルージョンが含まれます。というのも、蛇紋岩を構成する鉱物の一つがクリソタイル。このクリソタイルは石綿、つまりアスベストの一種です。
この天然の繊維状結晶がデマントイドガーネットの成長過程で入り込み、不思議なホーステールインクルージョンを描き出します。その為、ロシアに関わらずイタリアなど蛇紋岩を母岩とするデマントイドガーネットであればホーステールインクルージョンが現れる可能性が高いです。ナミビアやマダガスカルのデマントイドガーネットはスカルンを母岩とし、クリソタイルは含まれません。その為、ホーステールインクルージョンが出ることはありません。
■原石の形状

ガーネットはエンハンスメント(人為的処理)を施さずとも原石のままで美しい鉱物として知られています。デマントイドガーネットも原石のままで濃いグリーンを放ち、12面体から24面体の天然のカット石のようでありながらより輝くファセットカットされるのを待ちわびるような美しさで産出します。前述の通り、通常は1ct以下の小さな粒が母岩の中に散らばっています。
原石のままでも美しいデマントイドガーネットですが、ダイヤモンド同様、その持ち味である輝きを十二分に引き出すにはファセットカットが欠かせません。また蛇紋岩中に結晶するデマントイドガーネットは、小さい結晶が多数散らばって、石綿の中に埋まっているような、モザイク画のようなデマントイドガーネットの原石になることがあります。ギアンダ(ghianda)と呼ばれる、母岩付きで面白い原石になります。
■ユニークな原石
デマントイドガーネットの面白い原石として、生き物の形の結晶があるようです。2010年、マダガスカルで発見されたデマントイドガーネットは、サンゴの形の結晶と、腹足類、つまりカタツムリのような形の結晶でした。
アンモライトなど、長い年月で化石が宝石になることは珍しくはありません。しかし、デマントイドガーネットになるのは相当珍しいでしょう。
LaQやレゴで複雑な形を作る様に、小さなひし形の結晶で覆われたサンゴやカタツムリ。結晶内にサンゴや腹足類そのものありませんが、内側には脆い部分や空洞があったようです。また不思議なことに、複雑な結晶で覆われたこのデマントイドガーネットは単結晶でした。
色は黄色味が強く、宝石として美しいかといえば研磨されているわけではない為、貴石品質とは言えません。しかし艶やかな光沢を維持したまま生き物の形を留めているのは、他に例を見ない面白い結晶です。
3. デマントイドガーネットをより楽しむために

宝石をより深く楽しむための知識として、誕生石や石言葉、加工品の使用例などをご紹介します。
■誕生石・石言葉

■コレクションストーンとして
ジュエリーとして美しいデマントイドガーネットですが、原石も面白い形状であったり、天然の深いグリーンが趣深いです。そのため、コレクションストーンとして収集するのもおすすめです。
ファセットカットできないような小さな原石が多く母岩にひしめいているデマントイドガーネットなど、天然のモザイク画のようで面白いものがあります。
しかし、年々産出量が減っているデマントイドガーネット。ユニークな原石も人気があり、市場に出ることが少なくなっています。貴石としてもコレクションとしても、これから先、簡単に手に入らなくなるかもしれません。
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4. まとめ
シベリアの氷の下、春を夢見る鮮やかなグリーン。またマダガスカルの泥の下で美しく芽吹くグリーン。そんな美しいデマントイドガーネットについて紹介しました。いかがだったでしょうか。
ガーネットは多様性に満ちた、その魅力が尽きない貴石です。様々なガーネットの中から、是非お気に入りの一石を見つけてください。
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この記事を書いた人

佐伯
TOP STOneRY / 編集部ライター
トップストーン編集部がお届けする「トップストーリー」メディアでは、古くから愛されている誕生石の歴史やエピソード、最新のレアストーンの特徴、宝石の楽しみ方をわかりやすく解説しています。「天然石の魅力をもっと多くの方に知ってもらいたい」という想いで、個性溢れるライターが情報発信しています。