斧石アキシナイト:静謐に煌めく多色性の神秘と鉱物的魅力まで徹底解説

アキシナイトは、落ち着いた色合いが特徴のレアストーンです。そのため、初めて名前を聞く方もいるかもしれません。今回は、アキシナイトの魅力についてご紹介します。
この石は、ミレニアル世代(1981年~1996年生まれ)やZ世代(1997年以降生まれ)と呼ばれる若いコレクターからも人気があります。GIAの調査によると、これらの世代に属するコレクターやデザイナーが注目する宝石のラインナップにアキシナイトが含まれています。
落ち着いた色の石を探している方や、初めてアキシナイトを知った方も、ぜひご覧ください。
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目次/Topics
1. 宝石・ルースとしてのアキシナイト

まずは、宝石やルースとしてのアキシナイトの基本情報をご紹介します。
■高品質のアキシナイトとは

アキシナイトの品質を決める条件を見てみましょう。また、「長時間見ていても飽きない」とも言われる美しさを持つ"ブルーティント"についてもご紹介します。
アキシナイトの品質決定要因
アキシナイトの品質を決めるポイントは次の4つです。
カラー
カット
透明度
カラット
通常、アキシナイトは茶色がかった色をしています。ただし、含まれる成分によって微妙にカラーが異なる点がアキシナイトの特徴です。
ピンクやオレンジ、黄色、紫、青など、落ち着いたシックなカラーを呈します。
高品質なアキシナイトは、強い多色性を持ちます。
(※この多色性についてはこちらで詳しく解説します。)
さて、アキシナイトはカットに熟練の技術を必要とする石です。劈開があり、ルース加工が難しい上に、カッターには多色性を適切に引き出す見極め力も要求されます。
原石形状の人気も高いため、あえてカットされずに流通するアキシナイトもあります。
インクルージョンが少なく、透明度が高いアキシナイトも非常に高く評価されます。アキシナイトは生成環境の影響から、インクルージョンやクラック(傷)が多くなりがちです。
ただ、インクルージョンが少ない個体のほうが宝石としての評価は高まりますが、あえてアキシナイトのインクルージョンを楽しむのもコレクターの醍醐味です。アキシナイトにはフェザー状やベール状、繊維状など、さまざまな形状のインクルージョンが含まれます。
アキシナイトは大きな結晶で産出することが少ない石です。ほとんどのルースは1カラット未満に仕上げられるため、5カラット以上のアキシナイトはその大きさだけでも貴重です。
希少中の希少「ブルーティント」
アキシナイトのクオリティを語る上で欠かせない存在が「ブルーティント」です。
ブルーティントとは、アキシナイトに青いインクを少量垂らし、ほのかにブルーに染まったように見える個体のことです。「ティント」は「染める」という意味があります。
ブルーティントと呼ばれる宝石は、アキシナイト以外には存在しません。
ルース専門店でもほとんど入荷できないほど希少で、ショップに出すと即完売するほどの人気を誇ります。
アキシナイト特有の多色性に透き通ったブルーが重なる様子は、まるで銀河を見ているようです。また、秋の森の隙間から望む夜空にも見えるかもしれません。
アキシナイトは原石形状の人気が高く、さらに劈開があるため、ルースに加工されることはほとんどありません。滅多にカットされないアキシナイトの中でも、さらに希少なブルーティントはロマンチックで唯一無二の魅力を持っています。
もしブルーティントを見かける機会があれば、ぜひ上下左右さまざまな角度から鑑賞してみてください。
■アキシナイトの特徴
アキシナイトは多色性を持つ宝石です。
多色性とは、見る角度によって見える色が異なる性質のことを指します。この特性は光源の影響を受けない点で、カラーチェンジとは異なります。
アキシナイトそのものの色をはっきりと見たい場合は、ルースの正面から見るとよいでしょう。基本的には、褐色からわずかに紫味を帯びたブラウンが見て取れます。
角度を変えて横や後ろから見ると、また異なる表情を見せてくれます。
・鉄斧石(フェロアキシナイト)と呼ばれるタイプは、シナモンブラウンからバイオレットブルー、オリーブグリーン、イエローに変化します。
・苦土斧石(マグネシオアキシナイト)は、淡いブルーから淡い紫、淡いグレーと、鉄斧石とはまったく異なる表情を見せてくれるでしょう。
・マンガン斧石(マンガンアキシナイト)は青から茶色、紫に。チンゼン斧石(チンゼナイト)はライトブラウンからバイオレット、ライトイエローなどに変化します。
角度によって色の濃さや見え方が変わる点は、アキシナイトの個性です。お気に入りの角度を見つける楽しみを味わってみてください。
ちなみに、スリランカ産のアキシナイトは赤褐色から濃い紫、淡黄色に変化し、アメリカ・ネバダ州産のアキシナイトは薄茶色や無色から濃い茶色・褐色に変化するという特徴があります。

【豆知識】カラーシフトするアキシナイト
前述した多色性は、見る角度によって見える色が変化する現象でした。実はアキシナイトには、もう1つ別の光学現象があります。それが「カラーシフト(カラーチェンジ)」です。
カラーシフト(カラーチェンジ)とは、光源を変えると見える色が変化する現象を指します。(
TOP STONE では、劇的に色が変化するものをカラーチェンジ、同系色で優しく変化するものをカラーシフトと使い分けています。)
さて、アキシナイトのうちフェロアキシナイトには、カラーシフトする個体があります。ブラウンのアキシナイトに電球色を照射すると、なんと見事な深紅に色が変化します!その美しさは見事で、思わず何度も光源を変えて見たくなる魅力を持っています。

【豆知識】蛍光性を持つアキシナイト
アキシナイトの中には、蛍光性を持つ個体もあります。
タンザニア産の苦土斧石(マグネシオアキシナイト)は、長波紫外線下ではオレンジレッドに、短波紫外線下では赤色に蛍光する場合があります。
また、アメリカ・ニュージャージー州で採れたアキシナイトの中には、短波紫外線下で赤色に蛍光するものもあります。
■アキシナイトにまつわる逸話
アキシナイトは、熱(焦電性)と物理的圧力(圧電性)によって電気を帯びる性質を持っています。
(※この性質についてはこちらで詳しく解説します。)
この性質のため、鉱物種が決定するまでに実にさまざまな変遷をたどりました。
最初にアキシナイトが発見されたのは1781年です。この時点で、アキシナイトはその帯電性から、同じく帯電性を持つトルマリン(ショール)の亜種と見なされました。「ショール種」を意味するフランス語「Espèce de Schorl」という名前がつけられたことが象徴的です。
1785年、フランスの鉱物学者ジャン=バティスト・ルイ・ロメ・ド・リル(Jean-Baptiste Louis de ROMÉ de L’ISLE)もアキシナイトをトルマリンと混同し、アキシナイトの標本に「ショール・ヴァイオレット」や「ショール・トランスペアレント・レンチキュラー」と命名しました。
【豆知識】
ジャン=バティスト・ルイ・ロメ・ド・リルは、それまでルビーと同一種だと考えられていたスピネル(尖晶石)を、別個の鉱物種として鑑別した人です。
その後も、アキシナイトの迷走は続きます。
1788年、ドイツの地質学者アブラハム・ゴットロープ・ウェルナーが「thumerstein/thumite」と命名しました。
1792年には、フランスの鉱物学者ジャン・クロード・ド・ラ・メテリーが「ヤノライト」と命名し、その意味は「紫色の石」です。
1799年、ドイツの鉱物学者ハンス・ブルメンバーグが「Glasschörl(ガラス質のショール)」や「Glasstein(ガラス石)」と命名しました。
アキシナイトが「アキシナイト」として落ち着いたのは1797年になってからです。フランスの鉱物学者ルネ=ジュスト・アウイ(René Just Haüy)が、ショールではなく別の種だと分類しました。
ちなみに、アウイは一度アキシナイトをショールに分類していますが、その後、自身の間違いをきちんと正し、訂正してアキシナイトとしました。この出来事は「結晶学の父」と呼ばれる彼にとって、面目躍如たるものです。
【豆知識】フェロアキシナイトの発見は20世紀に入ってから
先にカラーシフトするアキシナイトとして紹介したフェロアキシナイトは、1909年に発見されました。発見した人物はアメリカの鉱物学者ヴァルデマール・T・シャラー(Waldemar T. Schaller、1882年 - 1967年)です。シャラーは20世紀初頭の鉱物界に功績を残した人物で、彼が提唱した理論により角閃石に新しい解釈が加わっています。
また、フェロアキシナイトがIMA(国際鉱物学連合)によって鉄斧石と分類されたのは2007年であり、比較的最近の石なのです。
■アキシナイトの産地

アキシナイトの主な産地はメキシコやアメリカ、タンザニアなどです。
また、かつては大分県にある尾平(おびら)鉱山や、宮崎県の土呂久(とろく)鉱山でも産出していました。尾平鉱山のスカルン鉱床では、連晶して巨大になったマンガン斧石が見つかり、土呂久鉱山からは10cmほどの単結晶が産出されたこともあります。
日本産のアキシナイトは品質が良く、世界の名だたる博物館に収蔵されています。
ちなみに、アキシナイトは2016年5月、「大分県の石」として日本地質学会により認定されました。これは学術的・美術的価値と希少性、また美しい斧型の形状が評価されたためです。
この時、姫島の黒曜石と玖珠盆地の淡水魚化石も同時に「大分県の石」とされています。
尾平鉱山はすでに閉山しており、これから新しくアキシナイトが採掘されることはありません。ただし、大分県豊後大野市にある豊後大野市歴史民俗資料館では、大分県で採れたアキシナイトを今でも見ることができます。
宮崎県・土呂久鉱山は、あのダンビュライトの産地としても有名です。ダンビュライトはかつてダイヤモンドの代用品とされたほどの輝きを持つレアストーンです。
土呂久鉱山では、ダンビュライトとアキシナイトが共生した原石が見つかったこともあります。
【豆知識】
尾平鉱山と土呂久鉱山のアキシナイト、そして「日本式双晶」と呼ばれるクォーツ、輝安鉱(きあんこう・アンチモナイト)、ダンビュライトは、かつて日本で採れた特徴的な鉱物として、世界のコレクターを魅了しました。
ダンビュライトについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
2. 鉱物・原石としてのアキシナイト

アキシナイトの原石は個性的な形をしているため、魅了される原石好きの方も多いです。ここでは、鉱物としてのアキシナイトについて紹介します。
■組成について
アキシナイトの組成情報は、以下のとおりです。
英名(カタカナ) | Axinite(アキシナイト) |
和名 | 斧石(おのいし) |
成分 | Ca2(Fe2+, Mn2+)Al2B[OH|O|(Si2O7)2] |
結晶系 | 三斜晶系 |
硬度 | 6.5~7 |
屈折率 | 1.67~1.68、1.69~1.70 |
劈開 | 1方向に明瞭、2方向に不明瞭 |
色 | 褐色、灰色、青紫色、黄色、オレンジ色、赤色、ピンク色、青色 |
産地 | メキシコ、アメリカ、タンザニア、フランス、アフガニスタン、パキスタン、イギリス、ドイツ、ノルウェー、イタリア、スイス、フィンランド、ブラジル など |
アキシナイトはホウ酸カルシウムとアルミニウムと鉄でできています。
ホウ酸カルシウムは、金属の状態のカルシウムとホウ酸を反応させるとつくられる化合物です。
結晶の分類は三斜晶系です。三斜晶系とは長さがちがう結晶軸(結晶内に設定する座標)3本が互いに斜めに交わる結晶のことで、アキシナイトのほか、トルコ石も同じ分類になります。
■原石の形状

【画像:Wikipedia掲載】
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アキシナイトの原石は、名前の由来にもなっている「斧」の刃のような形状が特徴的です。特に「蛤刃(はまぐりば)」と呼ばれる形をしており、両側面が曲線を描いています。
アキシナイトの英名も、和名同様にこの形状からつけられました。「斧の形を持つ石」という意味の「Axe Stone」に由来します。
結晶系は三斜晶系であるため、左右非対称の形状をしています。先端は尖っており、平らな結晶の状態や塊の状態で産出されます。また、花びらのように薄くて平らな状態や粒状で産出されることもあります。
アキシナイトの強い多色性は、原石の状態でも見て取れる場合があります。斧の刃の先端部分に光を透かしてみてください。青色やピンク色、褐色など、さまざまな色が透けて見えるかもしれません。
■アキシナイトの帯電性
アキシナイトがトルマリン(ショール)と混同された歴史は、アキシナイトが持つ帯電性によります。
アキシナイトもトルマリンも、熱や圧力をかけると電気を帯びる性質があり、静電気によって周囲のほこりを寄せ付けてしまいます。
原石の先端や凹んでいる部分にほこりが溜まると、見た目が美しくありません。アキシナイトを保管するときは、ケースに入れるようにしましょう。
ちなみに、トルマリンの帯電性は、その昔、パイプに残った刻みタバコの灰を取り除くためにも利用されました。オランダ語でトルマリンを「アッシェントレッカー(aschentrecker)」と呼ぶのは、こうした歴史に由来します。また、トルマリンは「エレクトリックストーン(electric stone)」とも呼ばれます。
■アキシナイトの生成過程
アキシナイトは、接触変成作用を受けた石灰岩中や変塩基性火山岩中などに生成します。
接触変成作用とは、高温のマグマによって周囲の岩石の温度が著しく上昇し、鉱物組成や岩石組織に変化が生じる現象を指します。アキシナイトは、接触変成作用が生じた花崗岩や正長石の隙間などに形成されます。
■アキシナイトと混同されやすい「アンダリュサイト」

「褐色系の色合い」「多色性」といった特徴が共通しており、アキシナイトと混同されやすい石があります。
名前は「アンダリュサイト」。
強い3色性を持ち「多色性の王様」と呼ばれます。ブラウンやイエロー、ピンク、レッドなど、カラーバリエーションもアキシナイトとよく似ています。
アキシナイトとアンダリュサイトを区別する際は、比重と屈折率に注目しましょう。
比重 | 屈折率 | |
アキシナイト | 3.26~3.36 | 1.67~1.68、1.69~1.70 |
アンダリュサイト | 3.13~3.17 | 1.63~1.65 |
また、帯電性にも違いがあります。
アキシナイトは静電気を帯びる性質を持っていますが、アンダリュサイトにはその性質はありません。
ただし、専門的な道具を持たずに区別するのは難しいでしょう。
アキシナイトもアンダリュサイトも、信頼できるルース専門店でお求めいただくことをおすすめします。
■4種類あるアキシナイト
アキシナイトという名前は1つの石を指すのではなく、グループ名です。含まれる成分の違いにより、4つに分けられます。4種類あるアキシナイトについて、詳しく見てみましょう。
鉄斧石(フェロアキシナイト・Ca2Fe2+Al2B[OH|O|(Si2O7)2])

【画像:Wikipedia掲載】
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もっとも一般的に産出するアキシナイトは、「アキシナイト」または「斧石」と呼ばれる鉱物の大半を占める鉄斧石です。最初の発見地はフランスでした。
ブラウンやパールグレー、プラムブルー、クローブブラウンと表現される色合いが美しく、奥深さを感じさせるカラーが魅力です。
この鉱物は、マンガン(Mn)よりも鉄(Fe)が多く含まれており、カルシウム分の含有量は1.5%以上です。
苦土斧石(マグネシオアキシナイト・Ca2MgAl2B[OH|O|(Si2O7)2)
「苦土」とはマグネシウム(Mg)のことです。鉄斧石の鉄がマグネシウムに置き換わったものが苦土斧石です。
この鉱物は1975年にタンザニアで発見されましたが、国内での産出記録はありません。
カラーはライトブルーからライトバイオレット、ライトブラウンからライトピンクと個性的で、澄んだ色合いが美しく、鉄斧石とはまた違った魅力があります。
マンガン斧石(マンガンアキシナイト・Ca2Mn2+Al2B[OH|O|(Si2O7)2)

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鉄斧石の鉄がマンガンに置き換わると、マンガン斧石となります。この鉱物は1.5%以上のカルシウムも含んでおり、1909年にドイツで発見されました。
マンガン斧石はクローブブラウンやブラウン、さらにハニーイエロー、ブルーなど、カラーバリエーションが豊富なのが特徴です。「アキシナイト=濃い茶色」とイメージしていると、マンガン斧石の色の幅に驚くことでしょう。
チンゼン斧石(チンゼナイト・(Mn,Ca)2Mn2+Al2B[OH|O|(Si2O7)2)

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チンゼン斧石は、鉄斧石とマンガン斧石の中間的な組成を持っています。鉄よりもマンガンを多く含み、鉄とカルシウムの含有量は1.5%未満という点が特徴です。
豊富に含まれるマンガンは、構造中の2か所に存在する点もチンゼン斧石ならではの特性です。そのため、単に「鉄斧石とマンガン斧石の中間」としてではなく、独立した種として考える向きもあります。
この鉱物は、スイスのグラウビュンデン州にあるチンゼン(現在のズルゼス)で産出されました。マンガン鉱床で産出され黄色や橙色のものが多く、紫・赤・ピンクのものが産出される場合もあります。1923年に発見され、1954年までは新種だと考えられていました。
3. アキシナイトをより楽しむために
アキシナイトをより楽しむために、石言葉やその他のプラスアルファの情報を紹介します。
■誕生石・石言葉
アキシナイトは誕生石には制定されていませんが、海外では「1月の誕生石」としてガーネットの代わりに指名されることもあるようです。
中国の民間伝承では、斧の刃は「力と強さ」のシンボルとされており、お守りとして斧の頭を使う文化も多く存在します。スコットランドでは古代において、斧がステータスシンボルとして愛されていました。
また、アキシナイトは牡羊座と山羊座の守護石でもあります。
石言葉は「精神的な安定」と「癒し」です。心身を回復させる力を持つとされ、人間関係や環境の変化に疲れたときに効果があると言われています。自身の成長を妨げるネガティブな考え方も取り除いてくれるでしょう。
■アキシナイトの加工
アキシナイトは結晶の形が特徴的であり、大きな結晶が珍しいため、原石の状態で流通することが多いです。そのほかには、カットしたり磨いたりしてルースにする場合もあります。
アキシナイトを自然の形を活かしたアクセサリーに加工した商品も見かけます。ただし、劈開があるため、硬いものにぶつけると欠けてしまうおそれがあります。身に付ける際は、取り扱いに注意しましょう。
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4. まとめ
アキシナイトは5カラット以上の大粒なものがなかなか出回らないレアストーンです。また、インクルージョンが多い鉱物のため、透明度の高いものも珍しいです。
特に「ブルーティント」と呼ばれる、青いインクに染まったように見えるものは非常に珍しく人気があります。見つけた方はとても運が良いので、ぜひそのチャンスを逃さないよう検討してみてください。
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この記事を書いた人

みゆな
TOP STOneRY / 編集部ライター
トップストーン編集部がお届けする「トップストーリー」メディアでは、古くから愛されている誕生石の歴史やエピソード、最新のレアストーンの特徴、宝石の楽しみ方をわかりやすく解説しています。「天然石の魅力をもっと多くの方に知ってもらいたい」という想いで、個性溢れるライターが情報発信しています。